プレパッケージ型民事再生

事前にスポンサー（候補）を決めておき、民事再生手続の法的手続きを申し立てることである。スポンサーが事前に決定していれば、支援表明やDIPファイナンスを受けることができ、信用を保全した状態で企業再生を行うことができる。結果として再建のスピードを速める効果がある。
反面、事前にスポンサー選定を完了させるため、その手続きの公正性が問題視されることが少なくなく、「お台場アプローチ」と呼ばれる要件を満たす必要があるなど慎重な手続きを心がけなければならない。
近年の民事再生は、スポンサーへの譲渡を前提に行なわれているケースが多く、プレパッケージ型はその主流となっている手法である。