営業の業務プロセスを再構築。拡大路線の見直しにより大幅に収益力を改善
- 業界業種
- 建設業
- 年商
- 2億円
- 従業員数
- 15人
- 借入金残高
- 1億円
- 経営者バイアス
- 使命感
- 再生ステージ
- ステージⅡ
- 悪化の症状
- 売上依存、原価軽視、借入依存
- 再生手法
- リスケジュール、人員整理、オペレーション再構築
背景・課題
- 特殊建築の請負業で、社長はこの業界では著名な技術者である。
- 社長による売上拡大策のために従業員数が増加し、人件費が負担となっていた。
- 工事完成までの運転資金を短期借入で調達していたが、納期遅延や顧客とのトラブルが多く、想定売上の確保が困難。資金繰りが危機に瀕していた。
再生方針
- リスケジュールにより、収益力改善の時間的余裕を確保する。
- 拡大路線を改め、人員整理を行なう。
- 営業の業務プロセスを改善し、事故やトラブルを減らす。
実行時の事象・ポイント
- 人員整理により収益力改善はスムースに実現した。
- しかし、過去の受注案件で事故やトラブルによる貸倒損失が発生し、財務体質改善にはかなりの時間を要することになった。
- 社長と社員のコミュニケーションに問題があり、人員整理は強行突破の感があった。
成果・効果
- 売掛金担保の短期借入も含め、すべての借入金をリスケジュールし、時間的猶予を得ることができた。
- 営業の業務プロセスに潜むリスクを洗い出し、業務設計を明確化する。業務マニュアルや受託範囲を明示した契約書を作成し、リスク軽減を図った。
- 拡大路線を改め人員整理を実行。これにより大幅な収益力改善が実現した。
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新規借入と返済長期化により資金繰りを改善。プロジェクトの管理のノウハウを習得
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業界業種
建設業
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年商
13億円
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従業員数
19人
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借入金残高
5億5千万円
リスケにより危機を回避。バイヤーニーズに沿ったキャンペーンと粘り強い交渉で黒字化を達成
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業界業種
水産物卸売業
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3億円
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1億3千万円