投稿日:2020.12.26

短期プライムレート

短期プライムレートは、金融機関が優良企業向けに対して、1年以内の期間(短期)で貸出す際に適用する、プライムレート(最優遇貸出金利)のことである。「短プラ」とも呼称する。
1989年以前は、各金融機関が公定歩合に連動した金利をもとに、信用リスクを鑑みて金利を決めていた。その後は、譲渡性預金(CD)などの市場金利を参照してそれぞれの金融機関が決定し公表している。このように決定されるプライムレートを「新短期プライムレート」という。なお、企業向け融資だけでなく、個人向けの住宅ローン、教育ローンなどの金利も新短期プライムレートを基準して決められいる。