投稿日:2020.12.26
暖簾(のれん)代とは、企業のもつブランド力を数値化したものをいう。
社歴、技術、ノウハウ、従業員の能力、顧客関係などの無形の資産を暖簾(のれん)と呼ぶ。暖簾代としての言葉自体は、M&Aなど企業売買の際に用いられることが多い。
貸借対照表からの純資産額だけでなく、暖簾が評価され数値化できる価値があるという事は、将来的に譲受企業に大きな利益をもたらす可能性を示唆し、高い譲渡価格を期待できる。逆に暖簾の評価がないと、譲渡企業の将来の収益性を企業評価に反映できず、譲渡企業にとっては譲渡価格が低く見積もられる可能性がある。