投稿日:2020.12.26

流動比率

流動比率とは、短期的な債務である流動負債とこれに対応する流動資産との比率のことで、一般的にはこの数値が高いほど短期的な支払能力が高いと言える。しかし、業種や業態によりばらつきが大きいため、業界平均を参考にする必要がある。
この数値が業界平均と比べて特に低い場合は、流動負債を減らす、あるいは固定資産に振り返る等の対策が必要となる。なお、この数値が高い場合であっても流動資産に不良債権が含まれている、棚卸資産の比率が非常に高い場合には、実際の支払いに当てる資金が少ない場合が考えられ、注意が必要である。
計算式
流動比率=流動資産合計÷流動負債合計×100