同業大手への株式譲渡により、後継者不在と過剰借入金の問題を抜本的に解消
- 業界業種
- 金属部品製造業
- 年商
- 15億円
- 従業員数
- 28人
- 借入金残高
- 9億5千万円
- 経営者バイアス
- 使命感
- 再生ステージ
- ステージⅡ
- 悪化の症状
- 売上依存、原価軽視
- 再生手法
- リスケジュール、営業戦略再構築、株式譲渡
背景・課題
- 主要顧客からの注文が減少し、かつては年商40億円近くあった売上が急減している。
- 業績回復の見込みもなく、後継者もいないことから経営者は事業の売却を検討しているが、過大な借入金の処理方法に困っている。
- 顧客は上場企業から個人工場まで多様であり、顧客管理が難しい。
再生方針
- 経営改善計画を策定し、リスケを申請する。
- 将来の事業売却は、スポンサーの態度によっては、債権放棄などの必要が生じる可能性がある。
- 一部顧客の販売価格を見直す。
実行時の事象・ポイント
- 顧客をABC分析し、C顧客に対しては価格交渉を行なった。だが、これは中途半端な状態で株式譲渡になった。
- 担保提供している不動産の評価が高く、債務整理が不要となったのは幸いだった。
成果・効果
- リスケにより、当面の運転資金を確保し借入金増加を防ぐことが出来た。この状態で、スポンサーを探すことにした。
- 同業大手がスポンサーとなり、株式譲渡ができた(負債もすべて引き継いだ)。これにより、後継者不在の問題が解決した。
他の実績をみる
会計処理をはじめ社内の数値管理を強化。あわせて指揮命令系統を整備して収益力を改善
-
業界業種
金属部品製造業
-
年商
49億円
-
従業員数
160人
-
借入金残高
20億円
再生支援協議会を活用して債務を圧縮。業界大手への株式譲渡に成功
-
業界業種
一般廃棄物収集運搬、産業廃棄物収集運搬
-
年商
6億円
-
従業員数
48人
-
借入金残高
3億9千万円