リスケジュール。受注案件の絞り込みと勤務体制の刷新により収益力を向上
- 業界業種
- 金属部品製造業
- 年商
- 9億円
- 従業員数
- 31人
- 借入金残高
- 7億5千万円
- 経営者バイアス
- 認知的不協和、経験・習慣による盲目性
- 再生ステージ
- ステージⅡ
- 悪化の症状
- 原価軽視
- 再生手法
- リスケジュール、オペレーション再構築
背景・課題
- かつては年商70億円規模の事業展開だったが、量産品が海外生産に移行し、少量多品種生産に変わるとともに売上高も減少した。これにより慢性赤字に陥っている。
- 生産性が低く、かつての24時間体制での運用を行なっているが、人員不足から人材派遣が多くを占めている。
- 売上減少に伴い、事業規模が大きかった頃の借入金が残り、財務状態は悪い。資金繰りも厳しい。
再生方針
- リスケジュールにより、収益力改善の猶予を得る。
- 24時間体制から昼間のみのシフトに変更し、収益力を改善する。
- 採算性の低い加工業務は注文を断り業務量を減らす。
実行時の事象・ポイント
- 採算性の低い業務の受注断念について、社内調整と顧客調整が難しかったが、社長の強いリーダーシップがあった。
成果・効果
- リスケジュールにより、しばらくは元本返済のみとする。資金繰りは改善し、時間的猶予を得ることが出来た。
- 一部加工は受注を断った。勤務体制は24時間体制から昼間のみに移行。ただし、土日もシフトで出勤となる。
- これにより、人材派遣と深夜残業の削減が出来て、収益力は回復した。
他の実績をみる
会計処理をはじめ社内の数値管理を強化。あわせて指揮命令系統を整備して収益力を改善
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業界業種
金属部品製造業
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年商
49億円
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従業員数
160人
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借入金残高
20億円
注力顧客の見直しと新規開拓により、黒字化と賃金水準の適正化を達成
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業界業種
食品製造業
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年商
3億5千万円
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従業員数
50人
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借入金残高
1億5千万円