HOME私たちの実績遅延損害金の債務免除により財務体質が改善。先代社長の負の遺産を断ち、企業継続の基盤を回復
遅延損害金の債務免除により財務体質が改善。先代社長の負の遺産を断ち、企業継続の基盤を回復
- 業界業種
- 物流業
- 年商
- 1億円
- 従業員数
- 9人
- 借入金残高
- 1億3千万円
- 経営者バイアス
- 認知的不協和
- 再生ステージ
- ステージⅣ
- 悪化の症状
- 借入依存
- 再生手法
- 債権放棄
背景・課題
- 上場企業の工場内で物流を手がける。このため顧客の戦略転換の影響を受けやすい。先代社長の時代に工場の海外移転により急速に業績悪化。返済不能となっていた。
- 業績は回復したが、先代社長が多額の退職金を受け取るなどのことがあり、従業員が経営権をバイアウトし、金融機関との関係修復に努めている。
- しかし、多額の遅延損害金があり、財務体質改善が課題となっている。
再生方針
- 信用保証協会に遅延損害金の債権放棄を求める。
- 先代社長がオーナーとなっている物件に本社事務所があるが、先代社長との関係を絶つため、経営改善計画には本社移転を盛り込む。
実行時の事象・ポイント
- 社長がしっかり会社の経営を把握しており、金融機関も協力的であったためスムースに実行できた。
成果・効果
- 求償債務について、信用保証協会の求償権消滅保証を利用した借入をおこし、長期弁済をはじめる。遅延損害金など残債については債権放棄を求めた。
- 上記を盛り込んだ経営改善計画承認の結果、遅延損害金の大部分はカットされ、財務体質が改善した。
- 先代社長との関係を絶ち、金融機関の支援が受けられる環境を作ることが出来た。
他の実績をみる
再生支援協議会を活用して債務を圧縮。業界大手への株式譲渡に成功
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業界業種
一般廃棄物収集運搬、産業廃棄物収集運搬
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年商
6億円
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従業員数
48人
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借入金残高
3億9千万円
工場差押えの状態から、各債権者との債務免除の合意をとりつけ、会社存続を実現
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業界業種
食品製造業
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年商
2億円
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従業員数
19人
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借入金残高
2億2千万円