過剰債務のため存続困難な状況から一部事業を譲渡。経営者親族を含む雇用継続に成功
- 業界業種
- 中古自動車販売業、自動車整備業
- 年商
- 7億5千万円
- 従業員数
- 18人
- 借入金残高
- 9億円
- 経営者バイアス
- 努力や愛着のサンクコスト、経験・習慣による盲目性
- 再生ステージ
- ステージⅢ
- 悪化の症状
- 売上依存、資産肥大
- 再生手法
- 事業譲渡
背景・課題
- 中古車の中でも、「未使用車」を中心に事業を展開していた。
- 財務体質が悪いため十分な仕入が出来ず、集客力も低下して長期リスケから脱する見込みが立たない。
- かつて多店舗展開した際に投下した資本回収が進まないまま、多くの店舗から撤退したため、過剰な借入金が残存している。
- 経営者の家族親族が多く会社で働いており、事業の存続が必要だった。
再生方針
- スポンサーを探し債務圧縮の上で、事業を譲渡する。
- これにより、経営者の家族親族を含む従業員の雇用が継続出来る。
- 商品ラインへの投資により収益力を回復する。
実行時の事象・ポイント
- 当初、経営者が事業譲渡の方針には難色を示し、再生方針を決定するのにかなり時間がかかった。
成果・効果
- スポンサーに一部事業を譲渡。これにより経営者家族親族を含む従業員の雇用継続が出来た。
- スポンサーが商品ラインナップを全面的に見直し、展示場を再整備したため、集客力が回復し、業績も改善した。
- 経営者は金融機関との調整により、破産等の事態は免れた。
他の実績をみる
後継社長のもと営業戦略を転換。また、サービスの充実や標準化により収益力を改善
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業界業種
自動車用品販売業
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年商
1億円
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従業員数
4人
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借入金残高
4千万円
海外工場閉鎖とプレパッケージ型民事再生により、国内工場の存続に成功
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業界業種
金属部品製造業
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年商
22億円
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従業員数
73人
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借入金残高
16億円