工場差押えの状態から、各債権者との債務免除の合意をとりつけ、会社存続を実現
- 業界業種
- 食品製造業
- 年商
- 2億円
- 従業員数
- 19人
- 借入金残高
- 2億2千万円
- 経営者バイアス
- 経験・習慣による盲目性
- 再生ステージ
- ステージⅣ
- 悪化の症状
- 売上依存、無駄遣い
- 再生手法
- 遊休資産売却、債権放棄
背景・課題
- 先代社長の急死直後に業績が悪化。代位弁済に至った。しかしその後も事業は継続して今日に至っている。そのため、元本に比して膨大な遅延損害金がある。
- サービサーに移転した債権には工場が担保となっており、サービサーは担保権実行を通知してきいる。
- 製品は高付加価値で競争力があり、粗利が確保出来ている。しかし、財務上の心配から、生命保険など不要不急への支出も多く、赤字に転落していた。
再生方針
- 債務整理によって財務体質を改善する
- 不要不急の資産については、売却して収益力改善と返済資金に充てる
実行時の事象・ポイント
- 高額の生命保険や別荘など不要不急の資産や費用があり、この処分が課題だった。
- サービサーとの交渉は、相談の上、信用保証協会が中心となって実施した。
成果・効果
- 代位弁済の求償債務については、信用保証協会の求償権消滅保証による新規融資、その他債務については工場の担保による新規融資、さらに残債については債権放棄を求めた。
- この構想の下に経営改善計画を作成し、信用保証協会やサービサーなどすべての債権者との合意に至った。
他の実績をみる
第二会社方式により財務状況を改善。 新業態への転換を果たす
-
業界業種
水産物卸売業、水産物小売業
-
年商
14億円
-
従業員数
35人
-
借入金残高
4億円
海外工場閉鎖とプレパッケージ型民事再生により、国内工場の存続に成功
-
業界業種
金属部品製造業
-
年商
22億円
-
従業員数
73人
-
借入金残高
16億円